ウォーターサーバーから注がれるお湯でカップラーメンが作れるということを聞いて、便利だなあと導入を決めた方もいらっしゃるかもしれません。
ところで、ウォーターサーバーでカップ麺を作るときのお湯の温度は何度が適温なのかご存知でしょうか。お湯の温度で90度?80度?75度?それとも85度?
そもそも熱湯とは何度からと定義されているのでしょうか。
目次
カップラーメンで注ぐ熱湯の定義はお湯の温度で何度か。90度?80度?70度?
カップラーメンには「熱湯で調理してください」と案内があります。
この説明にある熱湯とは水温で何度のことを言うのでしょうか。
普通に考えてお湯の温度100℃という答えが多いような気がします。
なぜなら水の沸点が100℃だと考えている人が多いから。
水が沸騰する温度を沸点と言いますが、沸点が100℃とは限りません。
気圧の違いにより変化します。
例えば、カップヌードルを登山のときに食べる方もいますが、極端に言いますと山の上など高度の高い所では100度より低い水温で沸騰します。
完全に沸騰していなくても沸騰に近い状態もありますね。
やかんに入れた水を火にかけてグツグツ、ボコボコといった音がする直前。
水を熱して、やがて泡が出てきて、それが多くなり、その先に沸騰する。
このときは完全に熱湯になっている。
カップ麺お湯の温度で適温は90度か。熱湯とは何度から?
カップラーメン会社の説明によれば、使うべき熱湯とは沸かしたてのお湯のことだという。つまり、お湯の温度で言えば、ほぼ100度の熱湯。
【お湯の温度】 | 【カップ麺お湯の温度】 |
100度 | 〇適温(熱湯) |
90度から95度 | 〇適温 |
80度から85度 | ▲ぬるい |
70度から75度 | ×ぬるい |
60度から65度 | ×ぬるい |
65度から50度 | ×ぬるい |
50度未満 | ×ぬるい |
しかし、沸騰するより前のお湯でカップラーメンを作った経験もあるでしょうし、沸騰して火を止めた後でお湯とやかんのことを忘れていて、ぬるい湯でカップラーメンを作ったこともあるかもしれません。
お湯の温度 60℃~85℃以下でカップラーメンを作ると失敗するという。
いざ食べるときに、ぬるい、まずい、麺が硬いとなる。
50度以下のお湯などもってのほか。お湯として既にぬるいくらいですので、カップラーメンの麺をおいしく作れませんし、無理に作っても3分後はスープが冷めた感じになっています。
カップヌードルのお湯の温度は何度が美味しい食べ方か
カップヌードルのお湯の温度は何度にすると、美味しい食べ方ができるのでしょうか。
カップヌードルとは日清食品が発売しているカップ麺です。
日清食品グループの公式サイトには以下の解説がありました。
Q.調理方法の「熱湯」とは?
製品の調理方法に記載されています「熱湯」は沸騰しているお湯を指します。ポットの保温湯(95℃以下設定)では、めんがうまく湯戻りしません。おいしくお召し上がっていただくため、「熱湯」(沸かした直後のお湯)をお奨めします。
お湯の温度を96℃以上にしてカップヌードルを作ると美味しい食べ方ができることがわかりました。
目安は沸かした直後のお湯です。
カップラーメンは、なぜ熱湯3分なのか
ところでカップラーメンを作るのは、なぜ熱湯3分なのでしょうか。
それから冷水では作れないのか。
カップラーメンに入っている乾燥麺は水分を含むことで、食べられる麺になる。
この理屈から言いますと、普通の常温の水でも戻すことはできなくはない。
調理できる。
しかし常温の水や、ぬるいお湯でカップラーメンを作ると失敗するし、食べれても不味いということが多いですよね。
熱いものは分子エネルギーの高まり。
水よりもお湯のほうが分子レベルでのエネルギーが活発、動きが大きく早いので、乾燥麺の中に入り込んでいきやすい。
ぬるいお湯を入れて3分後だとまだ固い、できかけラーメンなのはそのため。
それならもう少し待てばよいのかと言えば、それもその通り。
実は常温の水でもカップラーメンは作れる、食べられる。
麺に水分を含んでいくまで20分~30分以上かかりますが・・。
しかしラーメンはのびていく性質もあるので、その点で不味くなってしまう可能性は否めない。
味や風味がお湯で作ったときと変わるので変な味に思うかもしれません。
それでも災害時など、緊急事態には役に立つ調理法ですので覚えておきたい。
残念ながら麺が油でコーティングされているタイプですと、時間をかけても水では戻せないということになりますので、お湯が必須になります。
それから時間の3分ですが、これは人間が心理的にストレスが感じることなく待てる時間が最大で3分なんだとか。
そこまで配慮されている割に、きちんとタイマーで3分間を計測する人が半分もいないというアンケート結果もあるようで驚きます。
カップうどんが調理時間5分だったり、カップ焼きそば、カップそば、各種カップ麺で、4分、5分待ち調理の商品もあります。
これは麺の太さや製法が違う、こだわりの食感を作るため、合計の麺量が多いなど、いくつかの理由で長時間の調理時間になっているようです。
カップラーメンのお湯ぬるいとき、電子レンジにかけてもよい?
カップラーメンを作ったけど、お湯がぬるいせいか出来が悪い。
このまま電子レンジにかけたらよいのかと発想する。
まず注意事項。
カップラーメンの容器ごとレンジにかけますと、容器が溶けたり、発火など、ラーメンが食べれなくなるどころか、火事や事故、怪我の原因となりますので、絶対にやってはいけません。
カップラーメンをレンジに入れるときは耐熱容器のどんぶりなどに移し替えること。
丼に入れたできかけ、あるいはやや調理失敗のカップラーメンを電子レンジで1分前後加熱する。これで食べれるはず。
まだ固ければ少しづつ加熱を加えていきましょう。
お湯が足りなかった場合は、水を加えてから電子レンジを使う。
なお、まだ作っていないカップ麺を最初からどんぶりに入れて、水を入れ、完全に電子レンジだけで調理することも不可能ではありませんが、
時間の調整が難しいのと、やはり正規の作り方ではありませんから、出来上がりに失敗して不味いということにもなりかねないことを覚悟しておきましょう。
ウォーターサーバーのお湯でカップラーメン
ウォーターサーバーのお湯でカップラーメンを作ることができます。
いつでも、すぐに作れる。
サービスを提供しているウォーターサーバー会社も推奨していますし、多くの方々が利用している活用法のひとつ。
電気ポットですと、すぐに水切れしてしまうことがあるはず。
水を追加したら、また加熱を待たなければならない。
およそ一人分のカップラーメンを作るのに300~500mlのお湯を消費しますから、複数人ですと難しくなってきます。
その点、ウォーターサーバーですと、家族4人のカップラーメンを同時に作るとしても水が無くなる心配がほぼありません。
お湯はかなりの量でてきます。
ウォーターサーバーは熱湯?お湯の温度は95度か。
ウォーターサーバーにセットした水は加熱されお湯になる。
その後は、水温として約80度~90℃に保温されている。
先にご説明しましたとおり、85℃以上の熱湯で作るとよいのですから、カップラーメンを作るのにちょうどよい温度。
お時間に余裕がありましたら、加熱ボタンを押して、再加熱してからだと、なおよいと言えるでしょう。
95度くらいの熱湯に近づき、まさに沸点とも言えるのでおいしいカップ麺が作れる。
ウォーターサーバーでの温度調整
ウォーターサーバーの機種によってはお湯の温度を設定変更できるものがあります。
温度調整することで、加熱控えめ、水温低めのお湯が保温される。
白湯が作りやすいので、赤ちゃんに飲ませたり、薬を飲むときに有用。
最近では白湯ダイエットなどにも活用されている模様。
あるいはお湯の設定温度を低くすることで消費電力を下げ、電気代を安くするということで活用される面もあります。
省エネ機能、エコモードなどと呼ばれている。
頻繫にカップラーメンを作るという方は、常にお湯を最高温度の熱湯にしておくのがよいでしょう。省エネ機能、エコモードは使わない。
あるいは省エネ機能、エコモードで低温の水温にお湯に設定していたならば、カップラーメンを作る直前に設定温度を最高に上げてから再加熱すればよい。
ウォーターサーバーお湯の温度で比較
以下に各社ウォーターサーバーのお湯の温度を比較してみました。
お湯の温度はおよそ80度以上に設計されており、再加熱ができるものは90度まで上げられるのでカップ麺を作るのに問題ありません。
前述しました通りカップラーメンは時間さえかければ水でも作れるわけで、多少ぬるい湯でも大丈夫。
少なくとも推奨水温85℃以上をクリアしているのでカップラーメン作れます。
あとはウォーターサーバーの機種ごとに微妙な設定の違いがありますので、カップラーメンを食べるのに活用したい方は以下の比較を参考にしてください。
フレシャスでカップラーメンを作るお湯の温度
フレシャスでカップラーメンを作るお湯の温度について。
温水は80℃~90℃で水温設定が固定されています。
これはカップ麺、コーヒー、煎茶を作るのに適正温度だと考えられているから。
スラットは再加熱して93℃まで上げられる。
エコモードにすることで温水を低めの70℃にも設定変更できる。
この場合は再加熱してからカップラーメンを作るとよいでしょう。
【93℃】フレシャス(frecious)ウォーターサーバー
※フレシャスはこちら
プレミアムウォーターでカップラーメンを作るお湯の温度
プレミアムウォーターでカップラーメンを作るお湯の温度について。
温水は85℃前後の設定になっている。
コーヒー、煎茶に最適だという理由から。
再加熱では温水を90℃前後まで上げる。
エコモードにすると暗闇で温水ヒーターがOFFで加熱オフになる。
お湯は出るが、ぬるい湯になる。
カップラーメンを作るときは再加熱しましょう。
【90℃】プレミアムウォーター(ウォーターサーバー)
※プレミアムウォーターはこちら
コスモウォーターでカップラーメンを作るお湯の温度
コスモウォーターでカップラーメンを作るお湯の温度について。
お湯の温度は80℃~90℃に設定されている。
エコモードに設定すると加熱・保温が6時間OFFになる。
手動で解除可能。
カップラーメンを作るときは解除して30分ほど待ちましょう。
【80-90℃】コスモウォーター(ウォーターサーバー)
※コスモウォーターはこちら
アクアクララでカップラーメンを作るお湯の温度
アクアクララでカップラーメンを作るお湯の温度について。
AQUA FAB(アクアファブ)のお湯の温度は80~90℃に設定されている。
90℃[RO水]アクアクララ(ウォーターサーバー)
※アクラクララ(RO水)はこちら
クリクラでカップラーメンを作るお湯の温度
クリクラでカップラーメンを作るお湯の温度について。
お湯の温度は常に80℃~90℃を維持する設定。
自動調整で水温が保たれる。
再加熱機能がないのでカップラーメンを作れますが、沸点に近い熱湯
をお好みの方には、ややぬるめか。
[RO水]クリクラ(ウォーターサーバー)
※クリクラ(RO水)はこちら
カップラーメンに入れるお湯の量は?
カップラーメンに入れるお湯の量はどのくらい必要でしょうか。
有名なところでカップヌードルは300ml、ビッグは400ml。
丼型のカップラーメンやカップうどん等は400ml前後の量が必要。
カップ焼きそばは、さらに多く500ml前後のお湯を入れることになります。
商品によっては、パッケージに必要なお湯の量が記載されていますので買う前でも確認できるはず。
総合的に考えますと、300ml~500ml 前後の量のお湯を使うわけです。
ウォーターサーバーにセットするボトルは12L。ミニボトルでも7~9Lですから、カップラーメンを作るお湯を用意するのに不足はないと言えます。
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