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ウォーターサーバーの水で氷を作るのは危険?ダメ?よくないから作らないほうがよいというわけではない

ウォーターサーバーの水で氷を作るのは危険なのでしょうか。

氷を作るのにウォーターサーバーの水を使うと、おいしい氷ができそうだ、
という誰でも思いつきそうな活用法のひとつですが、この使い方は正しいのでしょうか?
その盲点や意外なリスク、危険性があるのかどうか。

どうしてもウォーターサーバーの水で氷を作りたい場合の安全な方法について考えてみます。

ウォーターサーバーの水で氷を作るのがダメな理由

家庭用の冷蔵庫にある製氷機は水道水で作るように設計されています。

水道水は塩素カルキで殺菌されますが、市販のミネラルウォーターやウォーターサーバーの宅配水にはカルキが含まれていないため、製氷機の臭いが氷に移ったり、製氷機の中が不衛生になりやすいからです。

市販のミネラルウォーターやウォーターサーバーの宅配水で氷を作るのは絶対にダメというわけではありませんが、やめたほうがよいということになります。

ウォーターサーバーの水で氷を作ったら変な臭いがした

ウォーターサーバーの活用法はたくさんあり、暑い夏でもすぐに冷水を飲めたり、
寒い冬はホットドリンクを作るときすぐにお湯が使えるので便利。

人によっては冷凍庫に入れて氷を作るためにも使っているでしょう。

しかしウォーターサーバーの水で氷を作るのは危険かもしれません。

例えば夏場は製氷機で、かき氷を作って楽しむご家庭もある。
しかしウォーターサーバーの水でかき氷を作っていたら、
やがて変な臭いがするという声もでています。

水は基本的に無味無臭ですから、変なニオイがするということはありえません。
臭いということは水に異変があるかもしれないのです。

製氷機や、かき氷製造機がニオイの原因?

氷にニオイがすると言っても、その原因が水なのか、それとも別の何かにあるのか
見極める必要があります。

もし製氷機内部で空気中のホコリや塵やカビ、あるいは有害物質をフィルタリング
するための活性炭素フィルターカートリッジが汚れているのならば、水にニオイが移り、できあがる氷や、かき氷も臭くなってしまいます。
浄水器と同じように定期的にフィルター交換あるいはクリーニングしましょう。

かき氷製造機のような単純構造の機械でもキレイに清潔にしておくべきであり、それが嫌なニオイ発生の対策法として基本となります。

この場合はウォーターサーバーの水は無関係ですからご安心ください。

ウォーターサーバーの水の危険性とリスクは?

では氷が臭い場合の原因がウォーターサーバーの宅配水のほうにあるということがありえるのでしょうか。

製氷機では水を溜めて、内部のパイプなどを水が通過して氷を作る。
つまり機械内部に水が触れる。

このとき基本的に水道水で作ることが想定されていて、ウォーターサーバーの天然水で作るとは考えられていません。かき氷製造機も同様。

ペットボトルの水も同じですがウォーターサーバーの水に関しては、少しのニオイの源や雑菌に触れただけで水の中にニオイが移ってしまう可能性が無くもありません。

ただ、これもニオイの元は製氷機やかき氷製造機のほうであって、ウォーターサーバーやペットボトルの水のほうが臭いわけではありませんから、ウォーターサーバー側の問題ではありません。

水道水はカルキ塩素で殺菌されている

ウォーターサーバーの水やペットボトルの水ミネラルウォーターと比較したときの水道水との違いはカルキ塩素が含まれているかいないかの違い。

水道水が蛇口から出てきてそのまま飲んでもなぜ大丈夫かと言えば、塩素、カルキを含有しており、殺菌状態にあるから。

これは水道法という国の法律で義務付けられたこと。
山や湖などの水源から運ばれ、浄水場で殺菌された水であっても、そこから水道管を通って各家庭の蛇口に流れるまでに付着する雑菌から守ることが目的。

水道水には絶対にカルキを含ませなければならない。
つまり塩素で殺菌している。
プールや銭湯も同様で、あの独特な薬のニオイ。

水道水は不味いという方がいらっしゃいますが、それはカルキ塩素のせいだと考えられます。

普通は水道水で薬品の味は感じません。
水道水の中のカルキとはかなり薄めた塩素ですから極微量だからです。
人間が飲んでも人体に害はないレベルに設定されていますからご安心ください。

製氷トレイ、冷凍庫で氷を作ればよい

もしウォーターサーバーの水で氷を作るのであれば、冷凍庫の製氷皿、製氷トレーで作るようにしたい。

逆に、製氷機のような機械で、装置内部のタンクやパイプ管を通る環境から氷を作るなら水道水で作るようにする。

つまり少しでも雑菌や細菌が繁殖してしまうような環境においては、ウォーターサーバーの宅配水はあまり向いていないということになります。

ウォーターサーバーは貯水タンクや給水パイプなど、あらゆる面で水が悪くならないように特別に設計されており、同時に熱を使って殺菌し内部の衛生面を保っています。

RO水のクリーンな水で氷を作る

それでも、どうしてもウォーターサーバーの水で氷を作りたい、
ウォーターサーバーの宅配水で作ったかき氷を食べてみたいということであればRO水を選ぶのもよいかもしれません。

RO水とは特殊な超微細フィルターでろ過し、あらゆる不純物を排除した水。
あのNASAも使っているというフィルターでのフィルタリング。

ゴミ、カビはもちろん、ウィルス細菌のような極小のものや、一説には放射線物質さえ通れないというほど小さい穴で作られた膜。

あらゆる不純物を除いた状態で水分子しかありませんので、純水、ピュアウォーターとも呼ばれることがあります。

水の中に細菌、雑菌など全て無いので、菌が培養できません。
仮に空気中の雑菌に触れても増えにくい環境であるということ。
それでも水道水とは違いますが、水での菌の繁殖力はRO水にはほぼ無い状態に近いと言えます。

東日本大震災直後の放射能の危険性が水に疑われた時期には、特にRO水に需要がありました。

今でも赤ちゃんがいるご家庭や、健康を一番に考えたいという志向からウォーターサーバーのRO水は人気です。

ウォーターサーバーの衛生面

ウォーターサーバーの宅配水となる元の水は厳選された水源で採水されているものの、やはり自然界で天然ですから付着物や余計な成分は少なからずあります。

しかし運搬された後、専用工場において濾過、煮沸、フィルタリングなど、あらゆる工程を経て雑菌など余計な成分を取り除き、飲み水としての最終的に厳しい水質検査まで行いないます。

つまり、ほぼ無菌の状態でガロンボトルなど水容器に注入される。
万全の衛生面が保たれている。
こうしてご家庭に届いた水は極めて安全ですから、天然水も安心してお飲みください。

それでも一旦開封、開栓した宅配水は空気に触れてしまった以上、空気中の雑菌に触れる環境となりますので、ウォーターサーバーの宅配水は開栓後には早めに飲むのが鉄則です。

そして賞味期限、消費期限の問題ですが、届けられた宅配水は1〜2週間程度ですみやかに短期間に使い切りましょう。
長くても1か月以内には使い終えたいところ。

未開栓でも保管なら3か月あるいは6か月程度は大丈夫だとされていますが、早く飲み切るに越したことはない。

万が一、水が悪くなっていれば、ニオイや味がおかしくなっていても不思議はありませんので飲まないように。

ウォーターサーバー機械内部のほうが雑菌やカビの温床になりやすい事実は、ご説明した通りでありますので、定期メンテナンスやクリーニングは欠かさないように心がけましょう。

ウォーターサーバーの電源は切ってもよい?

節電や、電気代の節約を考えてしまうと、ウォーターサーバーを使わないときに電源を切りたくなります。

電源を切ってもよいのかと言えば、それはダメ。

通電が常時あり、ヒート機能があることでウォーターサーバー内の水が腐りにくいように、あるいは付着してしまったわずかな細菌が繁殖しないように殺菌滅菌対策しているのです。

衛生面を考えてもウォーターサーバーの電源を切ってはいけません。

水に白い浮遊物が浮かんでいたら腐ってる?

稀にウォーターサーバーで届けられた水に白い浮遊物がゆらゆらと、浮かんでいることがあります。

水が腐ってるとかゴミが混じってるとか、文句を言いたくなりますが、実はこれは正常。

天然水の場合は山の岩石などから染み込んだ豊富なミネラル成分がありますので、水の中の溶け込んだカルシウムやマグネシウムが温度差などを要因として、結晶化してしまい、目に見える形でフワフワと水の中に漂っているのです。

クレームになりやすい状況ですが、文句を言うべきではありません。
しかし、不安になるお気持ちはわかりますから、気になるようであればお問い合わせに連絡してみてください。

ほぼ間違いなくミネラルの結晶化であると説明があるはずですが、気前のよいウォーターサーバー会社であれば、宅配水を交換してくれる可能性もあります。

定期的なメンテナンスが欠かせない

ウォーターサーバーの水に変なニオイがするのはなぜだと思いますか?

給水管とも言える内部のパイプや貯水タンクに汚れやカビなどがあれば、水に変なニオイや汚れ、雑菌がついてしまう。

ウォーターサーバーでは定期的なメンテナンスが欠かせません。
水自体は腐らないのですが、貯水タンクなどサーバー内部の汚れや劣化は避けられません。

ウォーターサーバーの使い方案内やマニュアルに従って、自分で行うセルフメンテナンスを
確実にしてください。
業者が訪問してクリーニングしてれる場合や、サーバーごと定期交換する会社もあります。

何年もお掃除していないことは常識的にありえません。
少なくとも1年に1回、できることなら毎月クリーニングでもするのがよい。

最近では自動的にクリーニングして衛生面を保ってくれる機能のウォーターサーバーもありますから、手間を省いて確実に水をよい状態にしておきたい方には最適です。

ウォーターサーバーの水で氷を作りたい

ウォーターサーバーの水で氷を作りたいのであれば、作っても構いません。

しかし以下のようなことに気をつけたい。

  • 製氷機や、かき氷製造機は使わない(なるべく)
  • 製氷皿(冷凍庫)で作る
  • RO水を選ぶ

ウォーターサーバーと違って、他の機械では水を使うと言えば、まず水道水を使うことが前提になっています。

先の通り水道水は塩素カルキが入っていますが、ペットボトルの水やウォーターサーバーの宅配水は法律的にジュースの販売と同じ範疇のため、カルキを入れる義務がなく入れていません。

だからこそ水道水と違って、おいしい天然水が飲めるというわけですが、衛生面、雑菌対策の部分ではやや劣るのも事実。

ただ、工場から出荷された時点でのウォーターサーバー宅配水は、ほぼ無菌で極めて安全な水ですので、氷を作るときのリスクは水道水とあまり変わらない、だから氷を作ってもよいということになります。

氷が臭い、ニオイがする理由は、どちらかといえば製氷機やかき氷機のほうに原因がありますので、もしそうであれば水道水で氷やかき氷を作っても同様に臭い氷が出来上がるはずです。

まとめ ウォーターサーバーの水で氷を作るのは危険?

ウォーターサーバーの水で氷を作るのは危険なのかと言えば、よくないから作らないほうがよいというわけではないのです。

水の問題ばかりが指摘されてしまいますが、水道水の塩素カルキも蛇口から出して放置していれば、やがて蒸発してなくなります。
金魚の水槽で使う水などのために水道水を半日くらい放置した経験があるかもしれませんが、あれこそがカルキ抜き。

つまり水道水も煮沸したり、放置しておけばカルキが抜けて、衛生面での危険性やリスクはウォーターサーバー宅配水やペットボトルの水と同等にまで落ちます。
もしかすると工場での厳しい水質検査を経ている分だけ、カルキの抜けた水道水より、ウォーターサーバー宅配水やペットボトルの水のほうが安全だと言える面があるかもしれません。

氷を作ったら臭いという場合は、必ずその原因を特定してください。

先にも述べましたように、大抵は製氷機やかき氷作りの機械のほうで活性炭素フィルターを長い間取り替えていなかったとか、かき氷作りの機械を放置してクリーニングやお手入れしてなかったなど、雑菌や細菌が繁殖しているのは機械的な部分のことが多い。

ニオイの源は雑菌ですから、氷が臭いのは水が臭いのではなく、機械の何かが汚れている、悪くなっている、菌が繁殖しているのです。

それを確かめるため、同じ製氷機やかき氷の機械を使って、水道水やペットボトルの水で氷を作ってみてください。
同様に臭ければ、製氷機やかき氷機がニオイの原因。ウォーターサーバーは関係ありません。

臭くなければ、ウォーターサーバーの宅配水をウォーターサーバーにセットしないで、宅配ボトル容器から直接、製氷機に入れて氷を作ってみてください。

これで臭ければウォーターサーバーの宅配水がニオイの源。
しかしこの確率は極めて低いと言えます。
なぜなら工場出荷されて、開栓まではほぼ無菌だからです。
雑菌やカビもなく臭いはずがありません。

臭くなければ、ウォーターサーバーのサーバー本体内部に問題がありそうです。
内部が汚れている、カビが繁殖している可能性があります。
しかし、この場合は、ウォーターサーバーから注がれる水が既に
臭いか変な味がしているはずで、お気づきになっていることでしょう。
飲むのを止めて、すぐにサポートセンターへご相談、お問い合わせください。

すなわちウォーターサーバーの宅配水が原因で、作った氷が臭うとか、衛生的に危険なリスクがあるということにはほぼならない。

ウォーターサーバーの定期メンテナンス、クリーニングを欠かさず行うようにし、もし氷を作るのなら製氷機やかき氷製造機のほうもきれいに衛生的にニオイが無いようにしておけば、問題なく、おいしい氷やかき氷を作ることができるのです。

こだわるなら純氷もよいかも?

純氷とは工場で-10℃で48時間以上かけて凍らせた飲食のための氷。
主に業務用で飲食店舗向けではあるが、スーパーやコンビニでも売っているので誰でも買うことができる。

透明な氷で、白くなったり泡などが無い氷。

冷たいドリンク、水割り、かき氷を作るのにこだわるなら純氷を買うのもよいかもしれません。

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