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ウォーターサーバー電源を切る。そもそも電源OFFにしてもよいの?

ウォーターサーバーの電源を切って必要ないときに電源OFFにしてもよいのかと考えてしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、使わないときでも電源OFFにはしないほうがよい。

ウォーターサーバーの電源を切ることはありません。
常時、電源ONで使うように設計されていますので、電源つけっぱなしで使うのが正しい使い方です。

それでもウォーターサーバーの電源を切る必要がある場合と、その際の注意点について解説いたします。

ウォーターサーバーには電源が必要不可欠

ウォーターサーバーは電源プラグをコンセントに差し込んで使います。
稼動させるのに電力が不可欠な家電の一種だからです。

主に水の加熱、保温、冷却に電力が必要となります。
ボトル水容器をセットしてサーバー内へ注水した後、タンク内から給水管パイプへの流れ、そして注ぎ口からコップなどへの抽出。
内部クリーンシステムなどの付加機能を装備しているタイプはここでも電力を使う。

ウォーターサーバーの電源を切る、オフにしたい

旅行や出張でしばらく家を空ける場合や、家族の全員が不在で一時的に使わない期間がある場合には、ウォーターサーバーを電源OFFにして切りたくなります。
電気代も気になるし、安全面も考えるとなおさら心配です。

長期不在時以外でも単純に夜間は寝ていて水を飲まないわけです。
睡眠から夜中に目が覚めたときに水を飲むことはあるでしょうが、お湯はまず不要。

また、仕事や学校などで家族全員が出かけた朝から夕方までの間は冷水もお湯も不要。
一人暮らしや二人暮らしなど少人数ならなおさら使わない時間帯が増える傾向に。
そういったウォーターサーバーを使用しない時間帯で電源を切りたいと考えてしまう。

しかしそれは間違った使用法。不要なときは電源を切る、必要なときに再び電源をつける、というのはウォーターサーバーの使い方として正しくありません。

ウォーターサーバーの電源は切ってはいけない。電源つけっぱなしが基本で正しい使い方

ウォーターサーバーは常に電源つけっぱなし、電源オフにしない、スイッチは切らないことが基本になります。

ウォーターサーバーは常時電源稼働するように作られていますので、電源つけっ放しでも安全で故障にはつながりませんし、むしろ電源を抜くことのほうが想定外。

家電で言いますと、照明器具やテレビのように必要なときだけ電源ONにして、使い終わったら電源OFFにするという使い方ではなく、冷蔵庫と同じように電源を入れたまま、つけっぱなしで使っていくのです。

ウォーターサーバーの衛生面を考えて電源を切ることはしない

電源OFFにしてはいけない明確な理由があります。

オートクリーン機能や熱によるヒートクリーン殺菌を行うタイプでは、電源を切ると機能しなくなります。
サーバー内の不要な雑菌の発生や繁殖を抑えるように設計されているのですから、それらの機能を止めることで衛生面に問題がでる恐れがあります。

電力を通して殺菌や滅菌を行う、その電力を断てば不衛生になってリスクが高まっていくのは言うまでもありません。

ウォーターサーバーお湯の温度を維持するため電源を切らない

お湯を利用してサーバー内を循環させることで殺菌して衛生面を保つウォーターサーバーがあるということは、そのお湯の温度も大事。

ウォーターサーバーの湯は加熱して80~85℃前後まで水温が上がるわけですが、電源を切ると保温が止まり、再加熱はされませんから水温は下がる一方。
もちろんお湯を循環させるクリーン機能も止まってしまいます。

冷水と違って、お湯はウォーターサーバーの衛生面維持にも活用されているのです。

ウォーターサーバーを衛生的に安全に使うためにも電源は切らない、常に電源ON、電源つけたままが好ましい。

電源を切るとウォーターサーバー電気代が安い?

気になるコスト面としてウォーターサーバーにかかる毎月の電気代についてですが、平均は700円前後という計算があり、一般的には1000円前後が目安。
最新型の省電力機能をもつものなら500円を下回る節約タイプもある。
エコモードや省エネモードなどという名称で呼ばれています。

既にウォーターサーバーを導入してお使いの方ならおわかりかと思いますが、家人がいてもいなくてもこれまでずっと電源はONだったはず。
夜中寝ている間も、買い物や仕事や学校などで家人が全員居ないような誰も使わない間も電源つけっぱなし。

旅行や出張など外泊で出かけて、しばらくの不在の間であっても、ウォーターサーバーの1か月の電気代はほとんど変わりませんのでご安心ください。

仮に電気代の節約を理由に、使わないときだけ電源を切り、使う前に電源を入れるような使い方をしたとします。
一旦電源を切るとウォーターサーバータンク内の水はやがて常温に戻っていく。
再度電源を入れた後、再加熱や再冷却するわけで、保温以上のパワーを発生させる必要があり、常時電源オンよりもかえって電気代が高くなる可能性すらあります。

お気持ちはわかるのですが、やはり電気代の計算を議論するより、いつでも冷水やお湯が使える便利さやサーバー内部の衛生面から判断しますと、しばしば電源を切ったり、その後に電源ONにしたりという毎日の運用方法は、そもそもウォーターサーバーの使い方としては間違っています、止めましょう。

どうしても電源を切りたい、電源を切る必要があるときの対処法

ウォーターサーバーのタンク内を常に衛生的にするためには電源オンが必須。
それでもどうしてもウォーターサーバーの電源を切りたい、切る必要がある場合には
どうしたらよいでしょうか。

まず電源を切るときにタンク内の水を全て放出してサーバー内の水を無し、空にする。
すなわち水抜きの実施。

そして改めて電源を入れた後。
新しいボトルへ交換。開栓したばかりの水をタンクに再注入し、加熱が終わるまで待ってから使う。
装置内の給水パイプ等に雑菌が繁殖したりゴミが付着している可能性も考慮しますと、注ぎ口から出る最初のコップ2杯くらいは捨て水として流して捨ててしまうほうがよいと言えます。

ウォーターサーバーを2週間以上使わないなら電源を切る

期間的な目安としては1~2週間程度の不使用であれば電源入れたまま放置して、
戻ってきてから水をそのまま飲むことは可能です。毎回タンクを空にする必要はありません。
但し、念のため出し直し最初の水は少し捨てることをおすすめします。
冷水もお湯もコップ2回分程度づつ流して捨てる。

これで水の安全性は少しでも守られる。
もちろん少しでも水の色や味が変だったら飲むのを止めること。

もしウォーターサーバーを2週間以上使わないなら電源を切る
機種によっても状況が変わりますので、詳しくはお使いのウォーターサーバーのカスタマーセンターへ問い合わせ確認しておくほうが確実。

ウォーターサーバーの設置位置を移動させる時は電源を切る

部屋の模様替えや引越しなどで、ウォーターサーバーの設置位置を移動させる時は電源を切る。

少しの移動であれば電源つけっぱなしでも可能ですが、電源OFFのほうが無難です。

しかし、違う部屋に移動させるときはコンセントの位置も変わるでしょうし、特に引越しのときなどは電源を切るしかありません。

ウォーターサーバーで電源ONのままだと空焚きになる?

ウォーターサーバーで電源ONのままだと空焚きになるのでしょうか。

例えば長期不在で放置しておいても、実際には空焚きにはなりません。
ボトルの水が無くなったり、サーバー内のタンクが完全に空になる前にお湯や冷水が注ぎ口から出なくなるように安全な設計がされているからです。

タンク内にわずかに残った水やお湯で空焚きにはならないのです。

ウォーターサーバーのコンセントをタコ足配線にしてもよい?

電源を常にONにするために、コンセントをタコ足配線にすることを考える方がいらっしゃるかもしれませんが、これはよくありません。

火災や感電の危険性も考慮して、ウォーターサーバーの電源プラグはコンセントに直接つなぐようにしてください。

まとめ ウォーターサーバー電源を切る。そもそも電源OFFにしてもよいの?

ウォーターサーバーの電源を切りたい人の多くは、電気代の節約をお考えなのだと思います。

しかし電源を切ることでの電気代はほとんど変わりません。
むしろお湯の加熱を繰り返すことで、かえって電気代が高くなってしまう可能性すらあります。

ウォーターサーバーの正しい使い方は常時において電源ON。
電源はつけっぱなしで使うものなのです。
冷蔵庫と同じような感覚で扱っていくのが正解。
冷蔵庫はいちいち電源を切りませんし、電気代も一定で安全面も問題ないわけです。

また、最近のウォーターサーバーでは自動クリーンシステムやお湯を循環させることで、サーバー内部の殺菌を行い衛生面を保持しています。
電源を切ることで衛生状態が悪くなるのは言うまでもありません。
こういった理由からも電源をつけたままにしておくべきなのです。

但し、2週間以上誰もウォーターサーバーを使わないような旅行や出張などの不在時や、設置場所を大きく移動する、特に引越しのときなどは電源を切ることになります。
このあたりの対処法につきましては、取扱説明書をご確認のうえ、天然水ボトルの宅配予定もありますから、各ウォーターサーバーのカスタマーサービスにお問い合わせしご確認ください。

災害や停電時についても特に電源を切る必要はないと言えますが、取扱説明書に目を通したうえで、気になるようであればサポートセンターへご相談ください。

電気代の節約だけが目的でウォーターサーバーの電源を切りたいのであれば、エコモードあるいは省エネモードといった使わない時間だけ自動的に電源を切る機能や、お湯を低温設定にできる機能が装備されたウォーターサーバーをお選びになれば問題が解決できるでしょう。

ウォーターサーバーの電源を切る必要はありません。
常に電源OFFにしないで使いましょう。

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