ウォーターサーバーのエコモードで節約することを考えてみましょう。
消費電力を抑えて電気代が安くなるメリットがあるのです。
目次
エコモードで節約できる?電気代が安くなる?
エコモードを使えば、お湯の水温設定が下がる分だけ水を高温にするまでの電力を減らすことができますから、結果的に電気代が安くなる。
ウォーターサーバーの電気代をおよそ2割から5割下げることが可能になる。
1000円の50%で言いますと、500円も安くなるわけですから経済的。
ウォーターサーバーの種類によっては1か月の電気代500円未満で使えるものもあり、それらはエコモードをうまく活用してこそ実現します。
電気代を節約したければエコモード機能を装備したウォーターサーバーを選ぶべきです。
ウォーターサーバーのエコモードとは?
ウォーターサーバーのエコモードとは、消費電力を抑える機能。
省エネモードなどと呼ばれることもある。
光センサーが作動し明るさによって自動的に機能するものと、ボタンを押して手動でエコモードに切り替えるサーバーがあります。
自動か手動かの違いはありますが、実際にはどちらもお湯の水温を下げる機能のこと。
エコモードを使う理由とは?
では、なぜエコモードを使うのでしょうか。その理由とは何か。
ウォーターサーバーでは宅配水が常温で届き、そのボトル水容器をサーバーにセットすると、サーバー内で加熱されお湯になる。そして保温されている。
だからいつでも熱々のお湯が出てくる。
しかし、夜間は水やお湯を使うことが減る。
一人暮らしに限らず。ご家族含め、夕食も終わり段々と寝る時間が近くなるからです。
そして就寝中、寝ている間は水もお湯も全く使わない。
夜中に目が覚めて水を飲むという方はいらっしゃるかもしれませんが、睡眠時間となっているその5時間~8時間の間においては、お湯は不要になります。
特に熱湯を使うことは完全にないわけです。
それならば深夜や早朝はお湯の水温は下げておいても利用上、支障はない。
同様の理由で、外出している間も熱湯は不要。
カーテンを閉めたり、部屋の電気を消したりして宅内が暗くなれば、対応機種ならセンサーが自動でエコモードを作動させます。
ご自身でエコモードのボタンを押してONにしてから外出してもよい。
使わないときウォーターサーバー電源オフにしてもよいか
ウォーターサーバーを使わない時間帯に電源オフにして切ってもよいのでしょうか?
その使い方は間違いだと言えます。
使っていない時間帯であっても、サーバーの内部に温かい空気を流したり、温水を循環させて、雑菌の繁殖を防いでいる。
使わない時間帯であっても電源オフにするということは、雑菌繁殖を防止するヒート機能まで止まってしまい、サーバー内部の衛生面を悪くしてしまう。
カビの温床や水に雑菌が混じる可能性すらありますので、常時電源オンで使うようにしなくてはなりません。
大抵のウォーターサーバーでは電源は入れっぱなしで、コンセントを抜くことなく使い続けるのが基本になっています。
お湯を使わないから節電になる?
お湯を使わないから節電になると考えがちですが、これも間違い。
雑菌を増やさないように加熱や湯を巡回させることもそうですし、お湯の保温だけでなく冷水の保冷ほうも例えば冷蔵庫と同じように電気を使っています。
現在日本に流通している一般的なウォーターサーバーの多くは、冷水と温水の2つが出るように設計されていますので、お湯だけ使わないという使い方は想定されていません。
冷水だけ使い、残ったお湯は捨てるという使い方で対処できますが、この場合、消費電力はほぼ変わりませんので、節電方法にはなりません。
ウォーターサーバーの節電方法
ウォーターサーバーを使用中に節電する方法はないと考えてください。
使わない時間帯ごとに、こまめにコンセントを抜くのは間違い。
冷蔵庫と同じだと考えてみればおわかりになるでしょう。
しかし節電につながるモデルはあります。
お湯の設定温度を低く変更できる機種や、エコ機能、節電機能が搭載されたウォーターサーバー、まさしくエコモードのことです。
エコモードを活用することがウォーターサーバーで電気代を節約する唯一の正しい使い方だと言えるでしょう。
ウォーターサーバーの電気代は高いか
一般的なウォーターサーバーの1か月の電気代は1000円前後となっています。
一度電源を入れて使用開始したならば、基本的に電源OFFにはしません。
電源をつけたまま稼働させます。
外出中も寝ている間も電源ONにしておきますので、節約を考えて、こまめに電源を切って電気代を抑えようといった使い方はできません。
お湯やヒーター機能でサーバー内を熱殺菌して衛生面を保つ機能にも電力を使うからです。
ウォーターサーバーの電気代を高いと思うか安いと感じるかは人それぞれですが、エコモードを使えば消費電力が下がりますから、電気代も下げることになり、そのまま使うことに比べて節約はできる。
ウォーターサーバーのエコモードでミルク作り
赤ちゃんのミルク作りですが、哺乳瓶で70℃以上のお湯を粉ミルクに入れて作る。
そして人肌程度の40℃前後まで冷まして出来上がり。
ウォーターサーバーのエコモードではおよそ70℃前後のお湯がでてきますので、ミルク作りにはちょうどよいと言えます。
通常の温水で作ってもよいのですが、冷ますのに時間がかかるため、赤ちゃんがぐずったり、時間が無いときにはエコモードが役立つ。
ウォーターサーバーのエコモードが白湯に便利
白湯とは何も入れないお湯のことで、そのまま飲む。
ウォーターサーバーの温水からでも、人肌程度の40℃前後に冷まして作ることができますので、お湯を湯呑やティーカップに注いで、しばらく待つことになります。
赤ちゃん用のミルクと同じように、急いでいるときには、エコモードのお湯から作るほうが早く白湯にできる、時短になるので便利。
リヒート機能で再加熱すればすぐに熱湯が作れる
ウォーターサーバーのお湯は保温されていますが、それでもある程度時間が経過しますと、水温が下がってくる。そこで自動的に加熱して、再び保温に戻る。
このことからタイミングによっては、やや低い水温のお湯が出てくることもある。
また、エコモードにしていた場合には、低めの水温、70℃前後で保温されている。
カップ麺や紅茶を作るときには、熱湯を使いますので、すぐに熱いお湯が必要。
そんなとき、ウォーターサーバーの種類によっては、リヒート機能があります。
ボタンを押すだけで再加熱してすぐに最高温度付近の熱湯になりますので活用しましょう。
プレミアムウォーターのエコモードではエコセンサーが感知
プレミアムウォーターにはエコモードがあり、部屋が暗くなった場合に、エコセンサー(光センサー)が感知して、自動的に温水タンクの電源がOFFになる。
1か月の電気代が約630円からエコモード使用時1か月約500円となり、毎月の電気代が130円程度安くなると公表されています。
お湯:83~87℃
エコモード:3時間後50℃、6時間後20℃
「スリムサーバーIII」
「cado×PREMIUMWATER」
「QuOL」
【エコモード】プレミアムウォーター(ウォーターサーバー)【電気代節約】
※プレミアムウォーターはこちら
プレミアムウォーターでエコセンサーが故障したらどうする?
プレミアムウォーターでエコセンサーが故障したら、カスタマーセンターへ問い合わせをしてください。
部屋を暗くしても温水タンクの電源がOFFにならない場合はエコセンサーの故障です。
ランプに注目してみましょう。
「スリムサーバーIII」では温水ランプが緑に変わります。
「cado×PREMIUM WATER」では温水ランプ消灯。
このようなランプ状態に変わればエコセンサーは正常です。
また、部屋を明るくした直後は、お湯がぬるいですが、40分以上経ってもお湯の温度が低いのであれば故障の可能性があります。
フレシャスのエコモード
フレシャスにはエコモードがあり、サーバーの種類によってボタンでの手動操作か光センサーの自動感知となっています。
dewo(デュオ)では、SLEEP機能のスイッチをONにしておくことで、部屋が暗くなるとヒーターの電源が自動的にOFFになる。
あるいは手動でECOボタンを押すことで温水温度を標準より15℃低くすることができる。
1か月の電気代は約330円となるという。
お湯:85~93℃
エコモード:70℃
「dewo(デュオ)」「dewo mini(デュオ・ミニ)」
「Slat(スラット)」
「Slat+cafe(スラット+カフェ)」
「SIPHON+(サイフォンプラス)」
【エコモード】フレシャス(frecious)【電気代節約】
※フレシャスはこちら
コスモウォーターのエコモード
コスモウォーターにはエコモードがあり、手動でエコボタンを押すと、それから一定時間、お湯を温めるヒーターを停止する。
これにより1か月の電気代約400~500円を安くすることになる。
コスモウォーターには再加熱(smartプラスにはリヒート機能がない)
コスモウォーターのウォーターサーバーには再加熱するリヒート機能はありません。
お湯の温度としては、80℃~90℃で保温されている。
お湯:80~90℃
エコモード:水温下がっていく
「smartプラス」
【エコモード】コスモウォーター(ウォーターサーバー)【電気代節約】
※コスモウォーターはこちら
ウォーターサーバーのお湯は何度?
ウォーターサーバーのお湯は、一般的に約80℃~90℃に設定されていますが、85℃付近に設定してあることが多い。
必ずしも一定温度ではなく、水温自体は若干変化している。
85℃まで加熱して保温しておき、80℃まで下がってしまったら、自動的に再加熱して85℃まで上げてから保温、ということの繰り返し。
エコモード設定時には70℃前後の水温に下げて保温している状態。
水温95℃以上のウォーターサーバーはある?
ほとんどのウォーターサーバーでお湯の温度としては通常85℃くらいまでとなっておりまして、95℃の水温まで上げられるウォーターサーバーは日本国内にはほぼありません。
熱湯もあまりに温度が高すぎますと、沸騰に近いことで注ぐ際にお湯が飛び散って危険ですし、消費電力が増えるのでそれだけ電気代も上がってしまうからです。
ウォーターサーバーのお湯がぬるいと故障なの?
ウォーターサーバーの初回使用開始時や、新しい次の水容器ボトルに交換した直後は、常温の水を加熱していくわけですから、しばらく時間を要します。
30分~40分ほどお待ちください。
1時間経過してもお湯が出ない場合には、電源が入っているか、コンセントに接続しているか、温水ボタンがあるタイプならONにする、他の動作ランプの点灯状態なども再確認してみてください。
直前までお湯が出ていたのなら、注ぐスピードが早過ぎる、出すお湯の量が多過ぎるのかもしれません。
加熱されるのを待って、お湯を少しづつ使うようにしてみてください。
ウォーターサーバーのお湯が臭い場合
ウォーターサーバーのお湯が臭い場合には、冷水のほうも確認してみましょう。
お湯も冷水も臭ければ、サーバー内にカビや雑菌が繁殖するなど、衛生面で問題が発生している可能性もあります。
宅配水自体が腐っているということは考えにくい。
あるいは冷水は大丈夫で、お湯だけが臭いという場合には、勘違いの可能性もあります。
どうしても湯気でニオイを感じやすいですし、冷ましてぬるま湯になった場合も不味く感じることがある。
それらも含めまして、水やお湯が臭い、おかしいのであれば、一度ウォーターサーバーのカスタマーセンター、サポートセンターへお問い合わせください。
水道直結ウォーターサーバーなら電気代が150円?
電気代が150円のウォーターサーバーもあるようですが、水道水の流れから直結で接続して水を抽出しているため、状況的には浄水器に近いとも言えます。
いわゆる水道直結ウォーターサーバー。
水道直結ウォーターサーバーにも種類がありまして、その中でもサーバー内にタンクのないタイプの電気代が安い。
その場合に電気代150円で維持できるという。
同じ水道直結ウォーターサーバーでも、タンクにお湯を保温しているタイプですと月800円程度になり、一般的なウォーターサーバーの電気代と同じ。
水の加熱や保温に最も電力を消費しますので当然です。
水道直結ウォーターサーバーならボトル不要ですし、宅配を受け取る必要もない。
最近では業務用や卓上型など発展して普及を見せています。
便利なようではありますが、電気代を安くするために水道直結のウォーターサーバーを選ぶ理由にはなりません。
選ばれた水源の名水から汲み上げられたミネラルウォーター、おいしい天然水を飲みたいと思うのであれば、当サイトでご紹介しているような宅配水としてお届けするウォーターサーバーをおすすめします。
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